見積参考資料の電子化

国交省の見積参考資料を、
そのままExcelにする。

コピーして貼るだけの手順書

入札のたびに、PDFの数量を1行ずつ手で打ち直していませんか。 この手順書のとおりに操作すると、見積参考資料の数量がExcelの表になって出てきます。 単価を打ち込む欄と、金額を自動で計算する式まで入った状態で。

POINT パソコンにソフトを入れる作業はありませんコピーと貼り付けだけです。

見積参考資料 掘削 土砂m3790 路体盛土m39,000 土砂等運搬m36,660 法面整形m22,020 PDF コピーして貼る 細別単位数量 単価金額 掘削 土砂m3790 1,240 979,600 路体盛土m39,000 860 7,740,000 土砂等運搬m36,660 1,050 6,993,000 法面整形m22,020 420 848,400 単価だけ打つ
所要時間 約5分 ソフトの導入 不要 料金 無料 対象 国交省 見積参考資料

01 BEFORE / AFTER

これは何が
できるものか。

見積参考資料には、工種・細別・単位・数量が細かく並んでいます。 ところがPDFをそのままExcelに貼ると、行がずれて使い物になりません。 このプロンプトは、その並びを崩さずにExcelの表へ移すためのものです。

BEFORE 配られるPDF 見積参考資料 道路改良工事 名称・規格 単位 数量 道路改良 1 道路土工 1 掘削工 1 掘削 土砂 m3790 路体盛土工 1 路体(築堤)盛土 m39,000 土砂等運搬 m36,660 積込(ルーズ) m39,200 法面整形工 1 法面整形(盛土部) m22,020 張りコンクリート m2540 単価と金額の欄は、はじめから無い =ここを自分で入れる作業が毎回発生する 貼るだけ AFTER Excelに貼った状態 ACF HJ LM Lv工種細別 単位数量 単価金額 3道路土工掘削 m3790 3道路土工路体盛土 m39000 3道路土工土砂等運搬 m36660 3道路土工積込 m39200 3道路土工法面整形 m22020 3道路土工張りコンクリート m2540 3地盤改良工中層混合処理 m3283 3法面工人工張芝 m2490 3擁壁工重力式擁壁 m310 =J2*L2=J3*L3=J4*L4 =J5*L5=J6*L6=J7*L7 =J8*L8=J9*L9=J10*L10 単価を打つ欄が空で用意される 打ち込んだ瞬間、右の金額が自動で出る
左は宮崎河川国道事務所の見積参考資料の例。右がプロンプトを使ってExcelに貼った状態。 工種・種別といった親の名前が全行に入るので、あとから並べ替えや絞り込みができます。
用意するもの ①見積参考資料のPDF ②Excel ③ChatGPTまたはClaude(どちらも無料の登録で使えます)

02 HOW TO

使い方は
4つの手順だけ。

プロンプトを貼りつける メッセージを入力 1 貼る AIの入力欄に プロンプトを貼る 会社名 = 見積作成日 = ※他はそのまま 2 書き換える 赤い2か所だけ 自社の内容に直す PDF 添付 3 添付する 見積参考資料のPDFを つけて送信する Excel A1 4 貼りつける 出てきた枠をコピーして Excelの A1 に貼る
1PASTE

ChatGPTかClaudeを開いて、プロンプトを貼りつける

どちらも無料の登録で使えます。すでに使っているほうで構いません。 このページ下の「プロンプト全文」をコピーし、画面下の入力欄に貼りつけます。

この時点では、まだ送信しません。

2EDIT

会社名と日付の2か所だけ書き換える

このページでは、コピーする前に会社名と日付を入力できます。 入力した内容が、プロンプトへ自動で入ります。ほかの行は触らなくて構いません。

工事名と発注者は、PDFから自動で読み取られます。入力は不要です。

3ATTACH

見積参考資料のPDFを添付して、送信する

入力欄の横にあるクリップの形のボタン、または+のボタンを押して、PDFを選びます。 ファイルの名前が表示されたら、送信してください。

読み取りに1分ほどかかります。表が長い工事では、途中でいったん止まることがあります。 そのときは 続けて と送れば、残りが出てきます。

4PASTE

出てきた枠をコピーして、Excelの A1 に貼りつける

返事の中に、灰色の枠で囲まれた表が出ます。枠の右上にあるコピーのボタンを押してください。 ボタンが見つからないときは、枠の中を全部選んでコピーします。

Excelの新しいシートを開き、いちばん左上の A1 のマスを選んでから貼りつけます。 A1以外に貼ると、金額の計算式がずれるので注意してください。

貼ったあと、金額の列に =J2*L2 のような文字がそのまま見えていたら、 その列の書式が「文字列」になっています。書式を「標準」に変えて、貼り直してください。

03 INPUT

単価を打ち込むと、
金額が出る。

見積参考資料には単価が載っていません。発注者は数量だけを示し、単価は入札する側が決めるものだからです。 そのため、この表は単価の列だけが空の状態で出てきます。 あなたが打ち込むのは、この1列だけです。

細別単位数量 単価金額 掘削 土砂 m3790 1,240 979,600 路体(築堤)盛土 m39,000 860 7,740,000 土砂等運搬 m36,660 1,050 6,993,000 法面整形(盛土部) m22,020 420 848,400 人工張芝 m2490 (未入力) ここだけ打ち込む 単価が空の行は、金額も空のままです

「式 1」の行は、金額を出しません

見積参考資料には「道路土工 式 1」のように、まとまりの見出しになっている行が並んでいます。 これらは工事の内容そのものではなく、下の行をまとめる見出しです。 合計を二重に数えてしまわないよう、この行の金額はあえて空にしてあります。

同じ名前の細別が出てきたら

「補強土壁基礎」「壁面上端処理」のように、まったく同じ名前の細別が離れた場所に何度も出てきます。 5号補強土壁のぶんと6号補強土壁のぶん、という具合です。 この表では、それぞれの行に親の名前(工事区分・工種・種別)が入っているので、 Excelの並べ替えや絞り込みで区別できます。

この表を、そのまま提出書類には使わないでください。 読み取りの精度は元のPDFの作りによって変わります。 社内で単価を検討するための下ごしらえとして使い、提出前には必ず元のPDFと突き合わせてください。

04 TROUBLE

うまくいかないとき。

PDFを添付するボタンが見つからない、押しても選べない
ChatGPTの無料版では、PDFの添付が使えない時期があります。 その場合はClaudeの無料版を試してください。どちらも同じプロンプトがそのまま使えます。 スマートフォンよりパソコンのほうが確実です。
表が途中で止まってしまった
工種が多い工事では、一度に出しきれずに止まります。 続けて と送ると、止まったところから続きが出ます。 続きの部分も同じようにコピーして、Excelの表のいちばん下の行に貼り足してください。
金額の列に「=J2*L2」という文字がそのまま出ている
貼りつけ先の列が「文字列」の書式になっています。 Excelでその列を選び、書式を「標準」に変えてから、もう一度貼りつけてください。 それでも直らない場合は、新しいシートを作って A1 に貼り直します。
半角のカタカナが混ざっている、記号が変になっている
元のPDFが半角カタカナを使っているためです。 プロンプトには全角に直す指示が入っていますが、直りきらないことがあります。 Excelの置換で直すのがいちばん早いです。
「積算要素要確認」と書かれた行がたくさんある
元のPDFで、施工条件が書かれた長い文章が途中で切れているという印です。 これはPDFそのものの作りが原因で、AI側では直せません。 その行の施工条件は、元のPDFを開いて確認してください。
数量が違う気がする
「数量(前回)」「数量(今回)」「増減」の3列があります。 当初設計では「今回」だけに数字が入り、他は空になります。 設計変更の資料では3列すべてに入るので、どの列を見ているか確認してください。

05 CUSTOMIZE

様式が違うときの
直し方。

このプロンプトは、国土交通省の各地方整備局・河川国道事務所が配る様式に合わせて作っています。 全国の国交省の工事なら、そのまま使えます。

いっぽう、都道府県や市町村の発注では様式が違うことがあります。 まずは何も直さずに一度試してみてください。 行がずれる、見出しが表に混ざる、単価がすでに入っている—— このいずれかが起きたときだけ、下の表を見て該当する箇所を直します。

お手元のPDFの状態 プロンプトのどこを直すか
単価の欄がすでに印刷されている 「出力フォーマット」の列の並びはそのままで構いません。プロンプトの最後に 「単価欄がPDFに印刷されている場合は、その数値を単価列に入れ、金額列の計算式は入れないでください」 と1行足してください。
階層が3段しかない(工事区分の行が無い) 「階層の判定」の説明を、インデント0=工種、1=種別、2=細別に読み替えて書き直します。 出力の列からは「工事区分」を削ってください。
列の名前が違う(「摘要」「備考」など) 「ページ処理」に並んでいる、出力しないヘッダーの文字を、お手元のPDFに印刷されている文字に置き換えます。 ここが合っていないと、見出しの行が表の中に混ざります。
紙をスキャンしたPDFだった 文字として読み取れないため、このプロンプトでは扱えません。 発注者のサイトから、元のPDFを取り直してください。
工種の数が多すぎて読み切れない PDFを分割して、数回に分けて読み取らせてください。 1回目の表をExcelに貼ったあと、2回目の表をその下の行に貼り足せば1つの表になります。
直すときのコツ プロンプトを書き換える前に、必ず元の文章をメモ帳などに保存しておいてください。 直したあとにうまくいかなくなったとき、元に戻せないと手詰まりになります。

それでも合わないときは

様式の違いは、文章で説明するより実物を見たほうが早く直せます。 お手元のPDFを見ながら、どの列がどこに入るべきかを整理してから直してください。 プロンプトの「出力フォーマット」に並んでいる列の名前と、お手元のPDFの列の名前を 1対1で対応させることが、いちばんの近道です。

06 PROMPT

プロンプト全文。
ここをコピー。

会社名と日付を入れてから、コピーしてください。途中で切らず、最後の行まで含まれます。 書き換えるのは、この2か所だけです。

プロンプト全文

            

この資料とプロンプトは、社内で自由に使っていただけます。 出てきた表の内容について、提供者は責任を負いません。提出前の確認は必ずお願いします。

プロンプトをコピーする